咽喉マイクの使用でパワギガ+とパワギガWの音量の差は


【ご質問】
咽喉マイクとパワギガ+を使用中です。ワイヤレスのパワギガW(手ぶら拡声器6A)にするとどのくらい声が大きくなるでしょうか?

今のもの(パワギガ+)ですと、普段はいいのですが、完全に声が出ない場合、十分に拡大できません。買い増しも考えていますので、どのくらい違いがあるかを教えてください。よろしくお願いします。

咽喉マイクの装着イメージ

【回答】
パワギガ+パワギガWの音量の差ですが、拡声器の出力が大きくなってくると、単に出力の違いで音量の大きさを比べることが難しくなります。当然、出力が大きければ、より大きな音を出す能力はあります。

ただ、マイクを使用した拡声器は、自分の出した音をマイクで拾ってしまうとハウリングという現象が起きてしまいます。

ハウリングは
音量を上げたり、マイクをスピーカーに近づけると起きる『キーン!』音です。大きな音を出せる機器ほど、ハウリングが起きる可能性も高くなるわけです。このハウリングの影響が、使用できる音量に大きくかかわってきます。

離れた距離で使う場合
パワギガWは、ワイヤレスで本体スピーカーとマイクを最大15mほど、離すことができます。本体と送信機(マイク)の距離が離れるほど、ハウリングの影響を受けにくくなりますので、離れるほどボリュームを上げることができ、有線マイクのパワギガ+より大きな音量で拡声することができます。

近い距離で使う場合
対して、パワギガW本体を身に付けるような近い距離で使用する場合は、パワギガ+同様ハウリングの影響をうけやすくなりますので、音量的にはパワギガ+と同じ程度の音量でしか拡声することはできなくなってしまいます。

ということで、パワギガWを身に付けて使用するか、ワイヤレスマイクを活用し離れて使用するかによって、パワギガ+との音量差は変わってきます。本体と離れて使用するような使い方をするようでしたら、音量の差を実感できると思います。

ちなみに
咽喉マイクとパワギガ+との組合せで、室内テストの結果、40%ほどのボリューム位置を越えると、ハウリングがおきてしまいました。ハウリングの起きない40%のボリューム位置での音量は、普通に話した程度の音声を、大声を出した位の音量で拡声することができました。

パワギガ+は
本体、有線のマイクを身に付けたまま使用しますから、離れる距離にも限度があります。その中で音量を調整してハウリングの起きないところで、使用して頂くことになります。

パワギガWは
本体との距離がごく近い距離ではパワギガ+と同じ程度の音量、離れれば離れるほどボリュームを上げることができ、より大きな音量で拡声することができました。

少々分かり難いかもしれませんが、参考にして下さい。