マイク放送アンプ FA-202N ／ FA-204N

FAX：0558-23-4838 (24時間) 南豆無線電機

Photo：マイク放送アンプ FA-202／FA-204

特徴

2電源方式採用: AC100V（商用電源コンセント）の他にDC24Vでも使用が可能。船舶やアウトドアでのご使用にも適しています。※DC12Vでは動作しません。
音質調整が可能: 高音部と低音部それぞれの音質調整で、お好みの音質に設定して、聞き取りやすくする事が可能です。
ミュート機能内蔵: 優先入力に信号が入ると、被優先入力の音量は自動的に減衰するミュート機能を内蔵しています。
らくらく簡単配線: マイク１の入力は前面パネルに、その他の入力はリアパネルに備えているため、簡単に配線が行え、前面からの見栄えがスッキリしています。
ワンタッチ切替: マイク2は、ライン１とスライドスイッチで切替が簡単。マイク２/ライン1の入力ジャックの接続にはキャノンタイプコネクター及び大形単頭プラグがご使用になれます。
予告音付き（冒頭音）: ページング起動端子を使えばページング放送時に「ピン・ポン」と喚起放送可能。
100系入力端子でスピーカー増設が便利: 既設のスピーカーラインから入力できる100系入力で増設も可能。既存の100系放送アンプでは（アンプ出力が不足して）スピーカーを増設できない場合に重宝します。
リレー接点で本体電源制御: リモートコントロール端子付で必要な時だけ電源制御が可能。
カールコードマイク付属: マイク放送アンプセット FA-202N（FA202N）は20Wアンプとカールコードマイク、FA-204N（FA204N）は40Wアンプとカールコードマイクのセット構成品です。

マイク放送アンプの前面

マイク放送アンプの前面（クリックで拡大）

マイク１入力ジャック（-62dBV/600Ω 電子平衡）［音量調節器付］マイク2／ライン1ページング入力の放送時にこのマイク1入力の音量が自動的に減衰します。マイクを２本以上使う場合は簡易マイクミキサーNZ-MX10の併用をお勧めします。

マイク2／ライン1音量調節つまみマイク2／ライン1入力ジャックに接続された機器の音量を調節します。

ライン2音量調節つまみ、ライン2入力ジャックに接続された機器の音量を調節します。

低音音質調節つまみ右に回すと低音が増強し、左に回すと低音が減衰。中央のクリック位置が標準。

高音音質調節つまみ右に回すと高音が増強し、左に回すと高音が減衰。中央のクリック位置が標準。

電源スイッチ＂入＂にすると電源が入り、電源表示灯が青で点灯します。

マイク放送アンプの背面

マイク放送アンプの前面（クリックで拡大）

マイク2/ライン1の入力ジャックは、キャノンタイプコネクター及び大形単頭プラグがご使用になれます。

背面向かって左下のスピーカー出力端子カバーと上部の制御入力/100系入力端子カバーを外した状態。

制御入力/100系入力端子は、電源起動入力、DC24V入力や100系入力を本機に接続されるときに使用。

スピーカー出力端子ローインピーダンススピーカーとハイインピーダンススピーカーを同時に使用することはできません。

ライン出力ピンジャックは増設アンプの入力に接続します。ライン2入力ピンジャックには外部機器を接続します。

設置・使用上の注意

■	電源プラグをコンセントから抜く時は、プラグを持って抜いてください。コードを持って抜くと火災・感電の原因となることがあります。
■	直射日光のさし込む場所や温度、湿度の高くなる場所には設置しないでください。
■	通風孔をふさぐようなシートや物を置かないようにしてください。温度が上昇し放送が中断したり、故障の原因となることがあります。
■	液体の入ったものを上に置かないでください。液体が内部に入ると故障の原因となることがあります。
■	カバーの通風孔等から内部に金属物を入れないでください。もし入ってしまった時にはすぐに電源プラグをコンセントから抜いて販売店に連絡してください。そのままにしておくと、火災・感電の原因となることがあります。
■	分解または改造をしないてください。

雑音の影響を少なくするために

■	電気的雑音の多い場所でご使用になる場合は、雑音発生源や雑音がのった強電線から入力、出力線及び本機をできるだけ離してください。
■	設置工事をする場合、スピーカー線とマイク等の入力線とは同一配管内に通さないてください。
■	設置工事をする場合、マイク等の入力線を調光器や蛍光灯などの雑音の原因となる接続線とは同一配管内に通さないてください。
■	電源は調光器や蛍光灯などの系統とは必ず別にしてください。それでも不十分な場合はアンプヘのAC100V電源線にノイズフィルターを入れてください。
■	本機の雑音発生の原因となる機器※の近くには設置しないてください。 ※高周波機器(乾燥機、医療機器)デジタル機器(パソコン、電子楽器等)、携帯電話機、ブラッシングモーター、自動車の通る道等
■	本機の近くで携帯電話機を使用しますと、雑音発生の原因となります。本機を使用中に携帯電話機を使用される場合は十分ご注意ください。

スピーカの接続のしかた

本機はおもに100系ハイインピーダンススピーカーを使用するシステムに適合するように設計されていますが、機能としては、70系ハイインピーダンスライン方式や、ローインピーダンスライン方式のローインピーダンススピーカシステムも接続できるようになっています。

スピーカーを接続されるときは、後面の端子カバーをはずしてください。内側に出力端子台があります。出力端子台の接続が終わったら必ず端子カバーを元どおり取付けてください。

ご注意: 端子カバーを外す時は、必ず本機の電源プラグをコンセントから抜いてください。ご使用中は感電の恐れがありますので、端子カバーを外さないでください。

上記写真は40WタイプのFA-204の背面スピーカー端子

ハイインピーダンススピーカとローインピーダンススピーカ

	ハイインピーダンススピーカ ※100系ハイインピーダンスライン方式	ローインピーダンススピーカ
スピーカのインピーダンス例	330Ω（30Ｗ）　500Ω（20Ｗ） 1ｋΩ（10Ｗ）　　2ｋΩ（５Ｗ） 3.3ｋΩ（３Ｗ）　 5ｋΩ（２Ｗ）	４Ω　８Ω　16Ω
スピーカの特徴	マッチングトランス内蔵	マッチングトランスなし
用途	■一斉放送、系列別放送をする場合。 ■接続スピーカの数が多い場合。 ■スピーカの配線距離が長い場合。	■スピーカの配線距離が短く、接続スピーカの数が少ない場合。

※70系ハイインピーダンスライン方式に接続する場合はスピーカで消費する電力が半分になります。

100系ハイインピーダンスライン方式、70系ハイインピーダンスライン方式とローインピーダンスライン方式の同時使用はできません。どれか１つの接続方法で行って下さい。

ハイインピーダンス接続の場合

ハイインピーダンススピーカの場合、合成インピーダンスは右表の値になるように注意して下さい。

型式	100系出力端子	70系出力端子
FA-202N	500Ω以上合計20W以内	250Ω以上
FA-204N	250Ω以上合計40W以内	125Ω以上

・推奨スピーカー（100系）　トランス内蔵型スピーカー（ハイインピーダンス）

NZS11H

NZS16H

NZS21H

SPH-P110N

・推奨マイク

NZM502A

NZ210DHE

NZM546

MCH500

NZ609

NZM863

系統別放送はできません（つねに１系統だけで放送）

スピーカーの合計W数はアンプの定格出力以下にしてください。
ハイインピーダンススピーカーとローインピーダンススピーカーの同時使用はできません。
感電に注意！！出力端子には、定格出力時に次に示す電圧がかかります。FA-202:約100∨ (出力500Ω)、FA-204:約100∨ (出力250Ω)

ローインピーダンス接続の場合（４Ω出力端子使用）

並列接続の例

アンプ	使用スピーカのインピーダンスと定格入力		並列接続の最大本数
FA-202N	16Ω	5Ｗ以上	４本
	８Ω	10Ｗ以上	２本
	４Ω	20Ｗ以上	１本
FA-204N	16Ω	10Ｗ以上	４本
	８Ω	20Ｗ以上	２本
	４Ω	40Ｗ以上	１本

注意　接続するスピーカの合成インピーダンスは４Ω以上で使用して下さい。系統別放送は出来ません。

なるべくなら、多くのメリットが受けられるハイインピーダンススピーカーのご使用をお勧めします。

DC電源（DC24V）でご使用の場合

アンプ	定格電圧	定格出力時消費電流
FA-202N	24V	1.8A
FA-204N	24V	3.5A

DC電源を接続する時は必ず電源スイッチを＂切＂にして作業してください。
DC電源接続コードは、断面積2.0mm²以上で、コードの長さは5m以下のものをご使用ください。
また故障の原因となりますので接続するときは、＋/－をよく確かめて、ショートしないように充分ご注意ください。

100系入力端子について

100系スピーカー回線を入力することができます。既存の100系放送アンプでは（アンプ出力が不足して）スピーカーを増設できない場合に重宝します。

100系入力に100系スピーカー回線を接続された場合は、後面の制御入力/100系入力端子カバーをはずしてください。
図のように配線してください。
制御入力/100系入力端子カバーを元通り取り付けてください。

警告
端子カバーをはずすときは、必ず本機の電源プラグをコンセントから抜いてください。ご使用中は、感電の恐れがありますので、端子カバーをはずさないでください。

オプションのチャイムスイッチについて

オプションのチャイムスイッチ（押釦式）を接続すると、チャイム（ピンポン音）を鳴らすことができます。

後面の右下にあるチャイム端子へチャイムスイッチを接続します。
チャイムスイッチに極性は有りません。白線と黒線をどちらの端子に接続しても構いません。
チャイムスイッチのケーブル長は約２ｍです。
ご要望により長くすることも可能です。

使用方法
チャイムが鳴り終わるまで（数秒間）長押しして下さい。素早く１回押しただけでは、チャイムが鳴りません。

故障かなと思ったら

故障かなと思ったら修理に出す前に、次の事を点検して下さい。ちょっとしたことで、正常動作することがあります。

症状	点検方法	対策
全く動作しない。	電源が接続されていますか。	電源プラグをコンセントに差し込んで下さい。
	電源表示灯が点灯していますか。	電源スイッチを入れて下さい。
	電源スイッチは入っていますか。	電源スイッチを入れて下さい。
	各音量調整つまみが絞られていませんか。	各音量を適当な音量に調整して下さい。
有線マイクの音声が出てこない。	マイクなどの接続コードのプラグは確実にさし込まれていますか。	確実に差し込んで下さい。
	マイクのトークスイッチは入っていますか。	トークスイッチを入れて下さい。
	使用するマイク音量調節がゼロ位置になっていませんか。	適当な音量に調節して下さい。
	マイクは正常ですか。	他のマイクと交換して下さい。
スピーカから音が出ない。	スピーカー線は確実に接続されていますか。	スピーカー線を確実に接続して下さい。
スピーカから音が出ない。	ご使用の入力の音量調整つまみが「０」位置になっていませんか。	適当な音量に調節して下さい。
音質がおかしい。	各音質調整（低音、高音）つまみが正しく調節されていますか。	音質調整つまみの説明書きをよく読んで調節して下さい。
雑音が出る。	本機やスピーカーコード、マイクコードなどがノイズを発生する機器の近くにありませんか。	ノイズを発生する機器から遠ざけて下さい。
外部接続機器の音が出ないまたは小さい。	外部機器の電源は入っていますか。	外部機器の電源を入れて下さい。
	外部接続機器及び本機側の音量調節つまみが「０」位置になっていませんか。	適当な音量に調整して下さい。
	外部接続機器の出力レベルと本体の入力レベルが合っていますか。	レベルを調整して下さい。
	外部接続機器が正常に動作していますか。	外部接続機器の取扱説明書により対策して下さい。

寸法図

仕様

品番	FA-202		FA-204
使用電源	AC100V 50Hz／60Hz、DC28V（24Vバッテリー）
定格消費電力	32W		55W
消費電流	AC0.8A、DC1.8A		AC1.5A、DC3.5A
定格出力	20W		40W
出力負荷インピーダンス	ローインピーダンス	4Ω～16Ω
	ハイインピーダンス	500Ω（100系）	ハイインピーダンス	250Ω（100系）
		250Ω（70系）		125Ω（70系）
ライン出力	0dBV　600Ω　不平衡
ひずみ率	1％以下（ライン1　1kHz定格出力時）
周波数特性	100Hz～15kHz 偏差±3dB以内（ライン1 定格出力-10dB時）
音質調節	低音：100Hzに於いて±10dB（1kHz基準）調整器付高音：10kHzに於いて±10dB（1kHz基準）調整器付
入力感度及びインピーダンス	マイク１	-62dBV　600Ω　電子平衡　音量調整器付
	マイク２	-62dBV　600Ω　電子平衡　音量調整器付　スイッチ切換
	ライン１	-22dBV　10kΩ　電子平衡　音量調整器付　スイッチ切換
	ライン２	-22dBV　10kΩ　不平衡　音量調整器付
	ページング	-22dBV～0dBV　10kΩ　不平衡　音量調整器付
	100系	約100V　20kΩ　平衡　音量調整器付
信号対雑音比	マイク1／2 60dB以上　ライン1／2 70dB以上
動作表示	電源表示灯:LED(青)
使用温度範囲	－10℃～＋50℃
付帯機能	リモートコントロール：無電圧メーク接点制御方式により本機の電源制御が可能（制御可能電流DC24V 10mA）ミュート機能：マイク2／ライン1からの信号でマイク1、ライン2の音量を減衰ページングからの信号でマイク1、マイク2/ライン1、ライン2の音量を減衰ページング起動：無電圧メーク接点制御方式により起動、内蔵2音チャイム動作、音量調節器付
外装	前面パネル(鋼板：SECC)マンセルN1半艶近似色プラック塗装仕上げ後面パネル(鋼板:SECC)マンセルN1半艶近似色プラック塗装仕上げカバー(鋼板:SECC)マンセルN1半艶近似色プラック塗装仕上げ
外形寸法	幅272mm 高さ103mm 奥行304mm
重量	約4.0㎏		約5.5㎏
付属品	6.3ステレオプラグ 1個

noboru製　FA-202 取扱説明書 FA-204

価格

型式	（定価）ネット価格	送料	備考
FA-202N	（￥38,000）￥３２，０００数量	０円	カールコードマイク付属、スピーカー別売 FA202+NZM351 ・推奨マイク　NZM502A/NZ210DHM/MCH500/NZ609 ・推奨スピーカー　トランス内蔵型スピーカー（ハイインピーダンス）　合計２０Ｗまで
FA-204N	（￥49,000）￥４２，８００数量	０円	カールコードマイク付属、スピーカー別売 FA204+NZM351 ・推奨マイク　NZM502A/NZ210DHM/MCH500/NZ609 ・推奨スピーカー　トランス内蔵型スピーカー（ハイインピーダンス）　合計４０Ｗまで
NZ-PSW2m	（￥4,500）￥３，８００数量	60 ｻｲｽﾞ	オプションのチャイムスイッチ（押釦式）チャイムが鳴り終わるまで（数秒間）長押しして下さい

メール注文(24時間)
カートを使わずに注文します

ＦＡＸ注文(24時間)
FAX:0558-23-4838

電話注文(平日9～17:30)

TEL:0558-22-2421

ＡＣアンプ（放送装置）のセット販売はこちら

その他のＡＣ卓上アンプ単品
簡易放送ｱﾝﾌﾟ NT-102AC 定格出力10W 電源AC100V ﾛｰΩｽﾋﾟｰｶ-	放送装置セット NT102AC-T1 定格出力10W ﾄﾗﾝﾍﾟｯﾄSP×1	放送装置セット NT102AC-T2 定格出力10W ﾄﾗﾝﾍﾟｯﾄSP×2	放送装置セット NT102AC-TE 定格出力10W ﾄﾗﾝﾍﾟｯﾄSP×1 壁掛けSP×1	放送装置セット NT102AC-E1 定格出力10W 壁掛けSP×1	放送装置セット NT102AC-E2 定格出力10W 壁掛けSP×2	パワギガＭ ★ワイヤレス★ 音声出力20W 充電電池付属
卓上マイク NZ-M546 ｲﾝﾋﾟｰﾀﾞﾝｽ600Ω 乾電池不要ﾀﾞｲﾅﾐｯｸ型	コンパクトメガホン NZ-604W 定格出力6W 乾電池､ACｱﾀﾞﾌﾟﾀｽﾋﾟｰｶ一体	20W放送アンプ FA-202N 定格出力20W AC100V､DC24V ﾊｲ＆ﾛｰｽﾋﾟｰｶ	40W放送アンプ FA-204N 定格出力40W AC100V､DC24V ﾊｲ＆ﾛｰｽﾋﾟｰｶ	放送アンプ FA606N 定格出力60W 電源AC100V ﾊｲ＆ﾛｰｽﾋﾟｰｶ	120W多機能ｱﾝﾌﾟ BX120DA-PC 定格出力120W ﾗｼﾞｵ体操､CD ﾁｬｲﾑ､ﾀｲﾏｰ	120W多機能ｱﾝﾌﾟ BX120DA-WC2 定格出力120W CD内蔵ﾜｲﾔﾚｽ対応×2
放送装置セット FA2-H350 定格出力20W 電源AC100V ハンドマイク	放送装置セット FA2-H500 定格出力20W 電源AC100V チャイムマイク	放送装置セット FA2-H525 定格出力20W 電源AC100V 棒型マイク	放送装置セット FA2-P525 定格出力20W 電源AC100V 棒型マイク	放送装置セット FA4-P350 定格出力40W 電源AC100V ハンドマイク	放送装置セット FA4-H500 定格出力40W 電源AC100V チャイムマイク	放送装置セット FA4-H525 定格出力40W 電源AC100V 棒型マイク