放送アンプ 60W/120W 詳細

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FAX:0558-23-4838 (24時間) 南豆無線電機
卓上放送アンプ
Photo:卓上型放送アンプ FA-506/FA-512
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特徴

5ポイントイコライザ(5点音場補正回路)を内蔵しています。放送内容や設定状況に応じた最良の音場設定ができます。
一斉放送スイッチ、系列別放送選択スイッチが付いています。一斉放送や5系統別に放送ができます。
放送リモートコントロール、一斉放送リモートコントロールを備えています。リモートマイクやページング放送に便利です。
マイク3、ライン2、ライン4、ページングの各入力に優先放送機能があります。予備、ライン1及び組込ユニット(但し組込の場合のみ)からのミュージック等の音量を自動的に減衰させ、明確な指示連絡放送ができます。
省スペース構造です。奥行きが短く、接続プラグの背面への飛出しがないため、奥までピッタリ設置できスペースを有効利用できます。
設置・使用上の注意

ACプラグをコンセントから抜く時は、プラグを持って抜いて下さい。コードを持って抜くと故障の原因となることがあります。
直射日光のさし込む場所や温度、湿度の高くなる場所には設置しないで下さい。
空気穴をふさぐようなシートや物を上に置かないで下さい。温度が上昇し放送が中断したり、故障の原因になることがあります。
水の入ったものを上に置かないで下さい。水が内部に入ると故障の原因になることがあります。
ケースの空気穴等から金属物を落とさないで下さい。もし入ってしまった時にはすぐ電源コードのプラグをACコンセントから抜いて下さい。そして取り出すか、サービスマンに連絡して下さい。そのままにしておくと、故障の原因になります。
設置工事をする場合、スピーカ線とマイク等の入力線とは同一配線に通さないで下さい。
設置工事をする場合、マイク等の入力線を調光器やけい光灯などの雑音の原因となる接続線とは離して工事を行って下さい。
雑音発生の原因になる機器の近くには設置しないで下さい。
改造はしないで下さい。故障の原因となることがあります。

スピーカの接続のしかた

 本機はおもに100系ハイインピーダンススピーカーを使用するシステムに適合するように設計されていますが、機能としては、70系ハイインピーダンスライン方式や、ローインピーダンスライン方式のローインピーダンススピーカシステムも接続できるようになっています。
アンプ背面の端子板


ハイインピーダンススピーカとローインピーダンススピーカ
 ハイインピーダンススピーカ
※100系ハイインピーダンスライン方式
ローインピーダンススピーカ
スピーカのインピーダンス例 330Ω(30W) 500Ω(20W)
1kΩ(10W)  2kΩ(5W)
3.3kΩ(3W)  5kΩ(2W)
4Ω 8Ω 16Ω
スピーカの特徴 マッチングトランス内蔵 マッチングトランスなし
用途 ■一斉放送、系列別放送をする場合。
■接続スピーカの数が多い場合。
■スピーカの配線距離が長い場合。
■スピーカの配線距離が短く、接続スピーカの数が少ない場合。
※70系ハイインピーダンスライン方式に接続する場合はスピーカで消費する電力が半分になります。

100系ハイインピーダンスライン方式、70系ハイインピーダンスライン方式とローインピーダンスライン方式の同時使用はできません。どれか1つの接続方法で行って下さい。


背面端子カバーのはずしかた
1.プラスドライバーで取付ネジをはずします。
2.ネジ取付側を手で持ち上げます。
3.カバーのひっかかりを本体から抜くとはずれます。


ハイインピーダンス接続の場合

接続スピーカの合成インピーダンスは右表の値になる様注意して下さい。
 100系出力端子70系出力端子
FA-506170Ω以上83Ω以上
FA-51283Ω以上42Ω以上

・推奨スピーカー(100系) トランス内蔵型スピーカー(ハイインピーダンス)

NZS11H

NZS16H

NZS21H

SP-F2BST-20m

SP-F2WST-20m

・推奨マイク

NZM350

MUD525

MCH500

MC9108L

NZ609

MC9124L


系統別放送をする場合

○系統別放送選択スイッチを押すとその番号に応じた系統のスピーカから放送できます。
○3線式接続の場合、アッテネータの音量がゼロのときはそのスピーカからは放送できませんが、一斉放送スイッチを押すとアッテネータや系統別放送選択スイッチの状態に関係なく一斉放送されます。
○2線式接続の場合は系統別放送選択スイッチに応じたスピーカから放送できますが、アッテネータ付の場合、音量がゼロのときはそのスピーカからは放送できません。一斉放送はできません。

70系の場合

70系ハイインピーダンスライン方式で接続する場合はショートバを「出力70X」端子と「スピーカ回線入力」端子につなぎ替えて下さい。 つなぎ終えたあとはネジを確実にしめつけて下さい。


系統別放送をしない場合(2線式接続のみとなります)
アッテネータ付のスピーカの場合はアッテネータの音量がゼロのときはそのスピーカからは放送されません。


ローインピーダンス接続の場合(4Ω出力端子使用)

並列接続の例
 使用スピーカのインピーダンスと定格入力並列接続の最大本数
FA-50616Ω15W以上4本
8Ω30W以上2本
4Ω60W以上1本
FA-51216Ω30W以上4本
8Ω60W以上2本
4Ω120W以上1本
注意 接続するスピーカ合成インピーダンスは4Ω以上で使用して下さい。


ローインピーダンス接続では系統別放送は出来ませんので、4Ω出力を「スピーカ回線入力」端子には接続しないで下さい。

5点音場補正の調節のしかた

放送内容や設置状況に合わせて最適の拡声放送ができる5点音場補正回路を備えています。5点の中心周波数は100Hz,320Hz,1kHz,3.2kHz,10kHzで、それぞれ約±10dBの範囲に調節できます。調節ツマミは中点クリック位置より時計方向にまわすと増強、反時計方向にまわすと減衰となります。
アンプ前面 調整部
優先放送機能について

優先放送入力から放送した場合、その放送中は、被優先放送入力からの放送音量が自動的に小さくなります。放送終了後は徐々に元の音量へ自動的に戻ります。連絡放送や時報などの場合、いちいちミュージック等の音量を調節する手間がはぶけます。 中立放送入力から放送した場合は、優先放送入力、被優先放送入力の影響を受けず、そのまま放送されます。

減衰量はフェーダ回路減衰量調節穴で調節できます。フェーダ回路の減衰量調節は、本機の底面にある調節穴にマイナスドライバーを挿入して行なって下さい。 ※出荷時は減衰量が最大となる様調節してあります。


アンプ前面(左側)

アンプの前面 左記写真の下側の一番下が電源スイッチ。次に一斉放送スイッチ、系別放送スイッチ1〜5。

左上のスロットは、DINサイズのユニットが組み込めるようになっています。
左記写真は組込みユニット無しタイプのため、メクラパネルとなっていますが、FA-506AD/FA-512AD タイプはこの部分にカセットデッキが組み込まれています。

アンプ背面(左側)

アンプ背面ジャック

故障かなと思ったら

 故障かなと思ったら修理に出す前に、次の事を点検して下さい。 ちょっとしたことで、正常動作することがあります。
症状点検方法対策
全く動作しない。電源が入っていますか。電源コードをACコンセントにさし込んで下さい。
放送表示灯(赤)が点灯していますか。放送スイッチを「入」にして下さい。
マイクなどの音が出ない。マイクなどの接続コードのプラグは確実にさし込まれていますか。確実に差し込んで下さい。
使用するマイクなどの音量調節はゼロ位置になっていませんか。使用するマイクなどの音量を調節して下さい。
マイクスピーカなどは正常ですか。他のものと交換して見て下さい。
スピーカから音が出ない。系統別放送選択スイッチが「入」になっていますか。系統別放送選択スイッチを「入」にして系統別放送表示灯の点灯を確認して下さい。
スピーカ接続端子にスピーカが正しく接続されていますか。スピーカ接続の項目をごらんになって正しく接続して下さい。
スピーカの接続がショートしていませんか。正しく接続して下さい。
外部接続機器の音が出ない。接続機器の電源は入っていますか。正しく接続して下さい。
接続機器の音量調節がゼロになっていませんか。適当な音量にして下さい。
接続機器が正常に動作していますか。接続機器の取扱説明書により対策して下さい。
外部接続機器の音量が大きすぎる。小さすぎる。接続機器と本体の入力レベルが合っていますか。入出力機器の接続の頁で確認して下さい。
ときどき途切れる。本機及び接続機器の電源コード、スピーカ線、接続プラグなどは確実に接続されていますか。プラグ、コードなどを確実に接続して下さい。
本機の通風孔をふさぎ、過熱していませんか。通風孔をふさぐようなものを取り去り、通風をよくして、過熱がおさまるまで、しばらくお待ち下さい。(温度過昇防止装置が働いている場合があります。)


仕様

品番FA-506FA-512
電源電圧AC100V±10% 50/60Hz
定格消費電力39W68W
定格出力時消費電力190VA320VA
待機時消費電力4.5VA(放送スイッチ「切」時)
定格出力60W120W
歪率0.5%以下(1kHz定格出力時)
信号対雑音比70dB以上(マイク入力回路除く)
周波数特性50Hz〜15kHz偏差3dB以内(低格の−10dB出力時)
音場補正回路100,320,1k,3.2k,10k Hzの5点で±10dB以上
入力回路マイク10.35mV 600Ω 不平衡(平衡型プラグ使用時電子平衡)
マイク20.35mV 600Ω 不平衡(平衡型プラグ使用時電子平衡)
マイク30.35mV 600Ω 不平衡(平衡型プラグ使用時電子平衡)
予備77.5mV 47kΩ 不平衡
ライン177.5mV 10kΩ 不平衡
ライン277.5mV 10kΩ 不平衡
ライン377.5mV 10kΩ 不平衡
ライン4775mV 600Ω トランス平衡
ページング77.5mV 10kΩ 不平衡
出力回路録音1V 10kΩ 不平衡
ライン1V 600Ω 不平衡
スピーカ出力
インピーダンス
ローインピーダンス4Ω(4〜16Ωスピーカ使用可能)
ハイインピーダンス170Ω(100系)ハイインピーダンス83Ω(100系)
83Ω(70系)42Ω(70系)
スピーカ出力回線一斉放送スイッチ及び系統別放送選択スイッチ付(5系統)
優先放送機能優先入力回路マイク3、ライン2、ライン4、ページング
被優先入力回路予備、ライン1
優先入力回路から放送時、被優先入力回路の出力が自動的に減衰する。
使用温度範囲−10℃〜+50℃
外形寸法幅420×高さ144×奥行239〔mm〕
重量約7.1s約8.7s
本機の仕様および外観は、改善のために予告なく変更されることがあります noboru製


価格

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型式 (定価)
ネット価格
送料 備考
FA506
(60W)
(¥76,000)
¥67,000
完売御礼
0円 noboru製、マイク別売、スピーカー別売

・推奨マイク
 NZM350/MUD525/MCH500
 MC9108L/MC9110L/NZ609/MC9124L
・推奨スピーカー
 トランス内蔵型スピーカー(ハイインピーダンス)
 合計60Wまで
FA506AD
(60W)
カセッット付
(¥102,000)
¥90,000
完売御礼
0円 上記FA506にカーコンポ(カセット部)が内蔵されたタイプです。
FA506では前面左側がメクラパネル、FA506ADではカーコンポ内蔵となります。
FA512
(120W)
(¥100,000)
¥89,000
完売御礼
0円 noboru製、マイク別売、スピーカー別売

・推奨マイク
 NZM350/MUD525/MCH500
 MC9108L/MC9110L/NZ609/MC9124L
・推奨スピーカー
 トランス内蔵型スピーカー(ハイインピーダンス)
 合計120Wまで
FA512AD
(120W)
カセッット付
(¥126,000)
¥110,000
完売御礼
0円 上記FA512にカーコンポ(カセット部)が内蔵されたタイプです。
FA512では前面左側がメクラパネル、FA512ADではカーコンポ内蔵となります。

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