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ヘッドマイク MIC-806をダイナミックマイク対応機器で使用

【ご質問】
今回、ヘッドマイク MIC-806(エレクトレットコンデンサー型)を購入させて頂いたのですが、お恥ずかしい話なのですが 『オーディオテクニカ製 ATP-SP303』で利用しようと素人判断で購入させて頂いたのですがどうもこのままでは使用できなかった様なのです。

ヘッドマイク MIC-806(エレクトレットコンデンサー型)を使用することは、ジョイントプラグを別購入しても無理でしょうか? もし可能であるならばどのようなジョイントプラグを購入すれば宜しいでしょうか?

【回答】
分離型クリップマイク NZ-M863 という商品がございます。

このマイクに電源パワーモジュールというアダプタが付属しておりますので、その電源パワーモジュールを流用すれば、ヘッドマイクMIC-806を、お持ちの拡声器 ATP-SP303で使用することができます。

もちろん、分離型クリップマイク(NZ-M863付属のピンマイク)でも、 ATP-SP303で使用できます。

⇒ 分離型クリップマイク NZ-M863 詳細

マイクには大きく分けて、ダイナミック型とエレクトレットコンデンサ型の2種類のタイプがあります。構造が異なるため、単純にプラグのサイズをアダプタ等で合わせるだけでは、別のタイプのマイクを使用することはできません。

エレクトレット型マイクは
動作するために電圧の供給が必要なタイプで、通常は接続する機器のマイクジャックから、マイクケーブルを通して電源が供給されます。

ダイナミック型マイクは
電圧の供給が必要が無い構造です。対応する機器には、電圧を供給する機能はありません。ちなみに、一般的な放送装置で使用されている、スピーチ用やカラオケ用の棒型有線マイクロホンは、こちらのダイナミックタイプが多いです。

というわけで、今回のように、オーディオテクニカ社製の『ハンズフリー拡声器 ATP-SP303』などのように、ダイナミック型マイク対応の機器には電源を供給する機能はありませんので、直接エレクトレット型マイクのMIC-806を繋いでも動作しないわけです。

そこで、クリップマイク NZ-M863の電源パワーモジュールを流用することになります。電源パワーモジュールは、ボタン電池を使用してエレクトレット型マイクに電源を供給するアダプタです。小型のピンマイクやヘッドセットマイクなどは、エレクトレット型マイクがほとんどのため、そのようなマイクをダイナミック型マイク対応の環境で使用するために考えられたアダプタです。ジョイントプラグ

電池でマイクに電源を供給するため、ハンドフリー拡声器 ATP-SP303のように電源を供給できないダイナミック型マイク対応の機器でも、エレクトレット型マイクが使用できるようになります。

ただ、電池電圧がなくなれば動かなくなりますので、その場合は電池交換が必要です。