ヘッドマイク音量が上がらないのはアンプの組合せの問題?


600Ωヘッドマイク NZ-609
【ご質問】
先日購入致しましたダイナミック型ハンズフリーマイク NZ-609ですが、感度が思わしくありません。
マイク部分を叩けば出力されますが、通常音声はほとんど出力されません。大きな声を出した方が良いくらいです。アンプとの組合せの問題なのでしょうか?

【回答】
ご連絡頂いたような状況ですと、マイク初期不良の可能性もありますが、全品検査を施工していますので、初期不良の可能性は限りなく低いと考えられます。
それよりもおそらく、マイクの感度特性と、使用頂いているアンプの感度特性が合わない可能性が高いです。感度特性が合わないと、音が小さくなってしまったり、逆に感度が良すぎて歪んでしまったりすることがあります。

たとえば、観光バス用のアンプ(クラリオン社製やパナソニック社製など)は、特殊な感度特性になっておりますので、専用のマイク以外のマイクを使用すると、感度が合わず、音が小さくなってしまうことがあります。
ちなみに、ヘッドマイクの中でも、分離型ヘッドマイク NZ-M866は、バス用アンプでもある程度の音量で拡声することができるようです。

また、マイクの音量が上らない原因として考えられるひとつに、誤った接続があります。機器のマイク入力ではなく、外部入力端子(AUX、LINE IN等)など、誤った入力端子に接続している場合、信号の大きさが異なるため、音量が上らない、音が出ないといった状態になる場合があります。一度、入力端子の種類も確認してみて下さい。

もし、ダイナミックマイク対応の一般的な放送装置のマイク入力端子に接続での使用で、ご連絡頂いたような状況であった場合は、マイクの不具合の可能性もありますので、その場合は、改めてご連絡をお願い致します。

⇒ ハンズフリーマイク NZ-609 ダイナミック型600Ω