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電子楽器(電子バグパイプ)の外部スピーカーとして

【お試し機種】パワギガ+(NZ-640-A)
【使用目的】電子楽器の外部出力用

私はRedpipesという電子バグパイプを使用していますが、同機には外部出力スピーカーが搭載されていないため、基本的にはLine Outからギターアンプ等に接続、もしくはヘッドフォン端子に接続ということになります。

本来のバグパイプは非常に大きな音を出すものなのですが、アンプからの出力のみですと、どうしても本来のバグパイプのイメージから外れてしまうため、苦肉の策としてRedpipes本体のバッグ内部にモバイルスピーカーを仕込んで本体からも音が出ているように見せていました。

しかしながらモバイルスピーカーの出力は大抵のものが2~3W程度であり、ヘッドフォンアンプ等で増幅しても稼げる音量には限界があり、聴いてくれる方からは「バグパイプにしては音が小さいね」という声がありました。
そんな中検索で見つけました手ぶら拡声器シリーズは、私にとって上記課題を解決できる唯一の方策のように思えました。
パワギガ+ グリル

南豆無線電機様の無償貸出し制度により「パワギガ+ NZ-640-A」を試用した感想ですが、

機器サイズ:バッグに十分仕込めるサイズであり、重量も全く気になりません。(※バッグに仕込む際ですが、音が出る部分についてバッグ側をメッシュにしてある状態ですので、スピーカーの前面を塞いではいません。)

バッテリー持続時間:全く問題なし
最大音量:簡易計測器(iOSアプリ)にて計測したところ、91~93dbを計測。まだ余裕を感じました。
音質:最大音量でも音割れせず、低音域から高音域まで原音に忠実且つ、十分に聴けるものでした。
音の指向性:かなり広範囲に音が拡散しているようで、100m程先からもバグパイプの音が聞こえてきたので探して聴きに来たという言葉を頂きました。

本来のバグパイプ(便宜上アコースティックとしますが)の音量が大体88~91dbであることを考えても、「パワギガ+ NZ-640-A」は十分にその目的を果たすことが可能であり、且つ、これまで使用していたモバイルアンプ(Roland Mobile Cube 最大出力:5W)が不要のものとなりました。

私の利用環境としてはPCのVSTソフトで加工した音をワイヤレスで出力することにあるため、実際の購入対象としては「パワギガW NZ-660-W」となりますが、パワギガ+の定格15Wで先の音量を稼げたことから、全く問題ないものと思います。

高澤さま

⇒ 手ぶら拡声器5A(パワギガ+)の詳細

⇒ 手ぶら拡声器6A(パワギガW)の詳細