カテゴリー: 修理・メンテナンス

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ピンマイクのハウリングを抑制する方法は?

パワギガM ワイヤレス拡声器
【ご質問】
パワギガMを教室だけではなく、課外授業でも使っています。
教室内では本体スピーカーを少し離れたところへ置けるので良いのですが、屋外の課外授業では必然的に本体スピーカーを身に付けて使用します。この時、ピンマイクを直接、パワギガ本体に接続するとハウリングが起きてしまいます。回避方法をご教授下さい。

【回答】
ピンマイクのハウリング(マイクからの音がスピーカーに戻ってループし、ピー音が生じる現象)を防止するために、以下の対策を試してみてください。

本体スピーカーの装着方法の工夫
ピンマイクを使用する場合、できるだけスピーカーや音源から離して配置することで、ハウリングを防ぐことができます。マイクとスピーカーの距離を適切に保つことが重要ですが、パワギガMを屋外で移動しながら使う場合は、スピーカー本体を身に付けることになります。
この場合は、距離を確保するのが難しいのですが、本体スピーカーを背中側に固定することで、多少なりとも距離を稼ぐことができます。

適切な位置へのピンマイク配置
ピンマイクを胸元へ固定すると、音源(口元)から離れるため集音効率が悪くなります。そのため音量ボリュームを上げるとハウリングが起こるという悪循環になります。ですので、ピンマイクはできるだけ口元近く(胸元ではなく襟元付近)に固定するのが肝要です。

反響しやすい場所を回避
スピーカーの向きや配置を調整して、マイクに音が戻ることを最小限に抑えることができます。屋外であっても、建物のそばではなく、壁から音の反射を最小限にするように注意してください。

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マイクコードの補強・断線防止に関して


【ご質問】
ヘッドマイク MIC-806 を5年ほど使っていますが、コードが動いたときにバリバリと異音がします。根元付近で顕著ですが対策は無いでしょうか?

【回答】
弊社ヘッドマイクをご利用頂きまして、ありがとうございます。
バリバリ音は、マイクコードが断線気味か、もしくはマイクジャックの接触不良が主な要因でございます。

極細コードを使用しているため、同じ個所が屈曲して負荷が掛かりやすい場所はどうしても断線しやすくなります。

対策としては、屈曲しやすい根元部分を添付写真のようにスパイラルコードで保護することで耐久性の向上が期待できます。スパイラルコードで屈曲部の負荷を分散させるイメージですね。参考にして下さい。

※スパイラルコードは、弊社では販売しておりません。

マイクジャックとマイクプラグに無水エタノール


【ご質問】
パワギガを何台か利用しています。
長期間使用しているとマイクの接続部(ジャック)の接触不良が起こることがあります。何か対策があれば教えていただけないでしょうか?

【回答】
経年劣化による接触不良に関しては、無水エタノールで清掃するのがとても効果的です。

具体的には、
ウエス(糸くずの出ない布切れ)等に無水エタノールを浸み込ませて、マイク側プラグを清掃します。それが乾ききる前にジャックへ何度か抜き差しします。この方法でプラグとジャックの両方が清掃できます。

※手指消毒用のアルコールですと水分を含んでいるのでNGです。
 添付写真のような『無水エタノール』をご使用下さい。

歯科医院の患者呼び出し用マイクのロック機構に関して


【ご質問】
歯科医院で患者さまの呼び出しマイクとして NZ-M546 を使っています。
大変使いやすく重宝していますが、ごく稀に(意図せず)マイクスイッチをロックしてしまい音声が入りっぱなしになることが有ります。ロックが掛からないように改造することは出来ないでしょうか?

【回答】
送って頂きましたら、マイクスイッチの結線を改造することでロック側に倒してもマイクが入らないようにすることはできます。

ですがマイクを送って頂かないといけないですし、改造費用も発生してしまいます。ですので、もっと簡単に(物理的に)ロック側に倒れないようにするのはいかがでしょうか。

具体的には写真のようにロック側(下方向)へはスイッチが倒れないように固形物を貼付する方法です。写真では硬めのウレタンスポンジを両面テープで貼付しています。参考にして下さい。

⇒ 卓上型デスクトップマイクロホン NZ-M546