葬祭場のワイヤレスマイクが壊れたので


【ご質問】
現在葬祭場で使用しているワイヤレスマイクが壊れてしまいました。
古いワイヤレスの機器ですが、マイクとアンプには、どちらにも『 UNI-PEX 』『 300MHz 』という文字が書いてあり、『 C11 』というシールが貼ってありました。

今、機器のある場所にいないので、これだけしか分かりませんが、壊れたマイクの代わりに今の機器で使えるワイヤレスマイクはありますでしょうか?あれば、すぐにでも欲しいのですが。

【回答】wm3400
ご連絡頂いた機器に表示された文字からすると、現在使用されているワイヤレスシステムはUNI-PEX社製の300MHz帯を使用した機器が使われています。ですので、UNI-PEX社製の現行のワイヤレスマイク(棒型)WM-3000Aが使用できます。

WM-3000Aは、一般的な棒型マイクですが、防滴型のワイヤレスマイク(棒型)WM-3400、タイピン型ワイヤレスマイク WM-3100などもございます。

古いタイプのワイヤレス機器は、1つのチャンネル(周波数)に固定された機器がほとんどでしたので、おそらく300MHz帯の『C11』(周波数 322.050MHz)というチャンネルを使用されていると思います。


▼チャンネル設定に関して
ご紹介したWM-3000AやWM-3400などのワイヤレスマイクは、電波法で使用が認められた300MHzの周波数帯の15チャンネルが使用でき、その15チャンネルの周波数を切り替えて、周りと混信しないチャンネルを選んで使用することができます。

15chの中には、現在お持ちのワイヤレス機器に表示された『C11』(周波数 322.050MHz)も含まれておりますので、WM-3000Aなどの周波数をC11のチャンネルに設定すれば、現在の環境で使用できるはずです。

▼トーンスケルチに関して
ちなみに、同じ周波数(今回は300MHz帯)を使用していても、メーカーが異なると上手く受信できない場合があります。これは、混信防止のため、メーカー独自のトーンスケルチという信号を、電波に載せていることがあり、そのトーンスケルチの周波数が合わないと受信できないようになっています。

また、電波の圧縮比がメーカーによっては異っている場合があり、その圧縮比の違いにより、音声が歪んでしまったりする場合もあるようです。ただ、今回ご紹介したワイヤレスマイク WM-3400などは、現在お使い頂いている機器と同じUNI-PEX社製ですので、問題なく使用できるはずです。

ご心配でしたら、ご注文前に、現在使用されている機器の型式を再度確認して頂き、機器の型式をご連絡頂けましたら、確実に使用できるかどうか、判断することができます。

▼受信機側が故障の可能性
なお、ワイヤレスの機器は、ワイヤレスマイクで電波を飛ばして、受信側のシステムで受信し、拡声しますので、もしかすると音の出ない原因が、受信機側が故障している場合もあります。

マイクの故障が確実であれば、マイクの交換で音はでるようになりますが、受信側も故障していた場合は、マイクだけではなく、受信機側のシステムも交換が必要となる可能性もありますことをご了承下さい。

ワイヤレスマイクと受信側の装置を一括で増設してしまう方法もあります。
ワイヤレスマイクを簡単に増設できる、ワイヤレス増設セットを使用しますが、現行の周波数のシステムを使用しませんので、受信機が壊れていた場合でも、放送アンプの機能が使用できれば、使用できます。

▼超小型ワイヤレスアンプに関して
手ぶら拡声器6A 3Wayワイヤレス(パワギガW NZ-660-W)は、この機器のみでも使用できる超小型のワイヤレスアンプですが、パワギガW本体を、放送装置に接続することで、本体が受信機の役割をして受信した音声を繋いだ放送機器から放送することができます。

パワギガW NZ-660-Wは、充電仕様で手の平サイズの超小型のワイヤレスアンプですので、葬祭場のほか、墓地やお寺など、どこにでも持ち運んで使用できますので、用途は広がるのではないでしょうか。お勧めのワイヤレスマイクです。

※パワギガWは完売しました
後継機種は
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